一慶のもつ鍋のこだわり
もつ鍋は福岡ではお袋の味!
博多はもとより私が生まれ育った北九州でも、もつ鍋は人が集まればいつでも振る舞われる日常食でした。
どちらの家庭でもそれぞれのお母さんの味付けがある、いわばお袋の味です!
九州は宮崎牛や鹿児島牛が有名ですが、その他にも牛の飼育が古くから盛んだったので新鮮ないいモツが手に入ったのだと思います。
一慶のもつ鍋は、モツ、野菜、麺、それぞれの素材にこだわり、スープも伝統を守りつつ、常に新しさを追求しております。
牛もつ
牛もつは上質で、脂の乗った国産牛を厳選しています。
そして毎日仕入れた状態を見て、各部位をブレンドしております。
伝統的な博多のもつ鍋には7種類のもつ(内臓)を入れるのが正しいとされています。
一慶のもつ鍋は伝統的なもつ鍋になぞらえて、かつ食べやすくセレクトした小腸、ハツ、赤せんまい、ハツモトの4種類のもつが入っています。
また、プルプルの小腸だけを使った「博多ぷりぷりもつ鍋」というメニューもご用意しております。
※店舗によりご用意していない場合もございます。
炙りもつ鍋
一慶と言えば「炙りもつ鍋」!
そうです炙りもつ鍋を最初に始めたのは当店なんです。
ある日の朝ごはんにちょっとした思いつきで、スープに食べ残したホルモン焼きを入れてみたのはじまりだったんです。
以来ご好評をいただいております。
この炙りもつというのは、一度備長炭でじっくり燻し、さらに炙るんです。
そうする事で余分な油脂が落ち、香ばしさとコクと旨味が増幅するんです。
もちろん生も美味しいのですが、是非一度お試しいただきたいと思います。
スープ
当店のスープは鶏ガラをじっくり煮込んだ出汁がベースになっています。
それに醤油、味噌、辛味、カレーなどを使って独自の製法で仕上げています。
醤油も味噌も試行錯誤を重ね、厳選したもののみを使用しております。
味噌は数種類を独自の分量でブレンドしていますので、他にはない独特の味わいとなっております。
〆のちゃんぽん麺
もつ鍋の〆には是非、博多ちゃんぽん麺をオススメ致します。 もつの出汁が効いたスープとからんで大変美味しく頂けます。
ちゃんぽんというと長崎が有名ですが、博多でも古くから日常的に食べられています。
因みにちゃんぽん麺とラーメンの麺との違いをご存知でしょうか?
諸説ありますが、いちばんの違いは「かん水」の種類です。
ちゃんぽん麺は「唐あく」というかん水が使われています。
独特の風味と、柔らかいけどスープを適度に吸ってモチっとしたイイ食感になります。
煮込んだ時にスープを吸って美味しくなるように作られているんです。
なので鍋の〆にピッタリなんですね!
お召し上がり方
其の一、もつ鍋御注文の際は人数プラス一人前ぐらいが適量です。
其の二、鍋が出来上がりましたら火を弱火にして決して煮詰めてはいけません。
其の三、スープは必ず残して、ちゃんぽん玉で〆るのが博多の流儀です。
店主 中尾慎一郎